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「オーガニックな村祭り」の参加者のお話を聞いてみませんか?インタビュー#3


今回はコロナ対策もあり、会場でゆっくりお話をしていただけないので、
出店、展示、または講演をされる方々のお話を予めシェアしようと思います。

第二弾は
屋外で展示予定の
「コスモス森の学校」「ネイチャーコネクション」の
Douglas Newton(ダグラス・ニュートン)さんにお話を伺いました。

●2020十勝オーガニックヴィレッジ大収穫祭●
出店者・展示者・講演者インタビュー#3:
「コスモス森の学校」「ネイチャーコネクション」
Douglas Newton(ダグラス・ニュートン)さん

ken: ダグラスさんは現在帯広でどのようなことをされているのでしょう?

Douglas: 「コスモス森の学校」で英語の教師と「ネイチャーコネクション」という野外活動で土曜日に大人と子供対象のプログラムを行なっています。あと、(オーガニックの)農作業のお手伝いもしています。
※「コスモス森の学校」ではこの他に数学、手芸・工作、アート、音楽、農業などの科目があります。

ken: 日本には結構長い期間住んでいるようですが、なぜ日本へ、そして北海道、そして十勝にいらっしゃったのでしょう?

Douglas: 北海道に住み始めて18年になります。その前7年間は青森県に住んでいました。もともと米空軍の消防士として日本に赴任しました。30歳になる頃に人生の転機があり、教師になりたいと思い、それからずっと保育園から高校生まで子供たちに教えてきました。きっかけは自分の子供にもより自然な教育を受けさせたく思い、子供を預けた保育園で英語を教えたりなどのお手伝いをしたことです。

ken: そして北海道に移住されたわけですが、なぜ北海道に来たかったのでしょう?

Douglas: やはり、ホリスティック(自然や芸術とつながりがあり、頭も手足も心も含めた全体的)な教育のための機会と場所を求めて、自然の豊かな北海道の環境が良いと思いました。

ken: 海外から来たDouglasさんにそう言っていただけることは、私たちにとっても励みになりますね。

Douglas: はい。そうですね。

ken: アメリカで育った時も自然の中でどのような冒険をしていましたか?

Douglas: 子供の頃、海の近く(カリフォルニア州サンディエゴ市)に住んでました。暖かいところで、芝生やビーチで木登りしたりなどが当たり前のことでした。今のようにゲームとかもなかったので、周りの子供たちもそれが普通でした。サンディエゴは2月にちょっと雨が降るくらいで、とても乾燥してる地域でした。逆に雨が降るとみんな外に飛び出して遊びに行くという街でした。そして、中学生の年齢になると、国立公園、特に高い山に興味があって、高校生の年齢くらいから友だちとバックパックに寝袋など必要なものを詰めて遠くに出かけるようになりました。最初は3日間、10日間で始め、最高学年になる頃には3週間くらいあちこちの国立公園を回っていました。そのような経験の一方、ネイティブアメリカンの知恵を学ぶ機会があり、特に彼らの若い世代にどのように自然の成り立ちや豊かさを教えるかについて影響を受けました。それは今でも活かされています。

ken: その交通手段はどうしていましたか?

Douglas: 友だち同士だったので、バスや電車などの公共交通、たまにはヒッチハイクもしてました。中学校くらいの時は親がクルマで近くに連れて行ってくれました。大きくなったら自分で移動してました。一番遠いところで、Mt. Rainier(ワシントン州マウント・レーニア)に登って一周して電車で帰ってきました。8月でしたが、とても雨が多く、カリフォルニアと正反対、日本のような気候でした。そう言うとカリフォルニアがあまり山がないように聞こえますが、実は富士山より高い山も、スキー場、砂漠、海岸もあります。州の面積は日本全体より大きく、気候も北と南ではかなり違います。そして文化も多様で、小学校からクラスの中にたくさんの人種の子供たちがいるのが当たり前でした。

ken: 北海道の自然でもっとも惹かれるところはどこでしょう?

Douglas: 4月に帯広に来る前まで、有珠山と洞爺湖のそばに住んでいました、そこも自然が豊かで温泉もたくさんあり、ジオパークに指定されている地域でした。帯広は畑が広大で、帯広の森のような森や、川もあったりで、とても素晴らしいですが、海がちょっと遠いですね。そして北海道に限らず、日本全体としてはどこでも水が豊かにあることがありがたく思います。そのためもあって全国的に緑が豊かな感じがします。カリフォルニアはとても乾燥していて、遠いところから貴重な水を持ってくるところです。食べ物はお米や野菜を好んで食べるので、日本食の方が体にあっているような気がします。

ken: 前世では日本人だったかもしれませんね。

Douglas: そうかもしれませんね。

ken: 私たちの将来の希望である子供たちに、どのような智恵、知識、経験を伝えていきたいでしょうか?

Douglas: 特に都市生活が普通になっている子供たちは、ネイチャーコネクション(自然との繋がり)が少なく、隔たりがあると思います。その中で「森の学校」を通じて少しでも自然と触れ合ってその一部になれるようになって欲しいです。一番大切なことの一つは、もともと私たちが持っている「感覚」を養うことです。自然の中に飛び込む経験によって、見る、聞く、触れる、嗅ぐ、味わうなどの感覚を総動員して様々なものを複合的に感じて発見できるようになります。その感覚が研ぎ澄まされることにより、きびしい条件で生きていく力だけではなく、全てのものに対する感謝の気持ちや、self-confidence(自信)を育むことができます。そして同時に、一緒にいる仲間たちと協力してやることを分担しなければならないので、チームワークやコミュニティでどうしたら良いかのスキルも身につきます。その一方でたくさんの発見や驚異がある自然への期待感(ワクワク)を楽しめ、恐怖(fear)にどのように対処したら良いかの力も身につきますね。

ken: ありがとうございます。もし、十勝の子供たちがこの「コスモス森の学校」に参加したければ、どのようにしたらよろしいでしょうか?

Douglas: 現時点で子供向けプログラムを第3土曜日、大人向けのプログラムを第4土曜日に行っています。ウェブサイトやFacebookページは現在作成中なので、私あてに直接お電話をください。080-4506-3232のダグラスです。

(ken)